浜松駅前のギャラリーモール「ソラモ」で3月1日、地元クリエーターによるまちづくりイベント「はままっくすデザイン会議2015」が開催される。主催は「浜松クリエーターズネットワーク実行委員会」。
今年で3年目となる同イベント。浜松で活動するクリエーターたちが集まり普段行っている活動を知ってもらい、創造することの重要性などを一般の方にも感じ取ってもらうのが狙い。過去2回は「鴨江アートセンター」(中区鴨江)でトークイベントをメーンに行ってきたが、今年はより多くの方に参加してもらえるようワークショップを充実させ、屋外空間の「ソラモ」で開催することになった。
ワークショップでは8組の団体がコーナーを設ける。街中で活動を行う建築設計ユニット「+tic(プラスチック)」による木材などの素材を組み合わせ、新たな家具を発明する「みんなの工房 オリジナル家具製作」や、工作機械が使える施設を運営する「ファブラボ浜松テイクスペース」による光るワイヤを使った「光る看板づくり」などを開催。林業関係者や木工作家、コミュニティーアーティストなどが集まる団体「Simple Forest」は「木をけずる・やする・ほる」を実施。木材を削ったり、やすりをかけたり、掘ったりして思い思いの形を見つけていく。これまでに作ってきた遊具や楽器などの展示も行う。製作以外のワークショップも開く。クリエーターがリノベーションした物件などを巡り、多くのアイデアを感じ取る街歩きも行う。
クリエーティブについて話すトークセッションも行う。ゲストは、日本の魅力を再発見する雑誌「ディスカバージャパン」総括編集長の高橋俊宏さんと、編集家やデザインプロデューサーなどとして活動する紫牟田伸子さんを招く。2人が今地方都市で起きている事例をクリエーティブと結び付け紹介。パーソナリティーの久保ひとみさんが素朴な質問をしながら進行していく。
「浜松で活躍するクリエーターたちが集うなかなかない機会」と開催事務局の大津裕美さん。「ぜひ多くの方に体験していただきたい」とも。
開催時間は10時~16時。参加無料。