浜松・蜆塚のパン店「L'atelier Tempo(ラトリエ テンポ)」で現在、カレー店「印度(インド)カレーmana(マナ)」(中区富塚)とのコラボカレーパンを販売している。
同店は昨年、manaの店主・中島成人さんらが主催する食のイベントに参加しmanaのカレーを使ったパンを販売。その際に客の反応も良かったことから、昨年12月上旬から通常営業時にもコラボカレーパンの販売を始めた。価格は290円。
平日は約10個限定で販売しており、週替わりのカレーパンを提供する。カレーの種類は中島さんに任せていて、2日前か前日にカレーが届き、そこからどのようなパンにするかを考える。manaのカレーは小麦粉を使わないとろみの強いカレーで、パン用には特別に少し小麦を入れているが、通常のカレーパンのカレーに比べるとまだとろみが強いという。「とろみがmanaさんの特徴でもあるので、半解凍の状態でカレーを包んだりするなど工夫しながら作っている」と店主の古山健人さん。
manaから届くカレーはクリーム系やキーマカレーなどさまざま。「キノコチキンクリームカレー」ではキノコのに似ているフランスの伝統的なパン「シャンピニオン」にしたり、「エビココナツカレー」では棒状のカンパーニュを作りエビに見立てたりするなど見た目にもこだわる。キーマカレーの場合はとろみが少ないため、軽く包んでカレーが見えるようにするなど種類によってもパンの形状も工夫する。
古山さんによると、コラボカレーパンを始めてからmanaのファンの方も来店するようになったという。「『先週のパンもおいしかった』といってくれる方もいた」と古山さん。「manaさんも当店もほかにはないものを作り出すことを目指しているので、こだわりのカレーパンをぜひ食べていただきたい」とも。
営業時間は7時~17時。日曜・月曜定休。