浜松城公園で5月28日・29日の2日間、「出世の街浜松 家康公祭り 2016」(浜松市中区松城町、TEL 053-458-0011)が開催される。
徳川家康を通じて浜松の歴史を伝えることを目的に、2014年に初開催し今回で3回目となる同イベント。家康にちなんだ演劇を中心に太鼓演奏や舞踊披露が行われる。昨年のイベントでは5万3000人を動員した。
今回は、来年の大河ドラマの主人公「井伊直虎」を盛り込み開催。歴史学者の磯田道史さんが家康と直虎を絡め脚本を書いた演目「直虎」や、大河ドラマの時代考証を担当する静岡大学名誉教授であり歴史学者の小和田哲男さんの「家康と直虎の歴史講座」も行う。小和田さんの歴史講座は子どもから大人まで幅広く楽しめる内容だという。
当日は、西遠女子学園高校演劇部が演じる「三方ヶ原合戦物語」やアクションショー「徳川忍風伝クサビ」、朗読劇と殺陣(たて)ショーが楽しめる「遠州おんな城主物語」など、2日間で11演目を行う。
「多くの人に足を運んでほしい」と浜松観光コンベンションビューロー観光推進事業部の河野美奈子さん。「演劇を通じて広い世代に浜松の歴史を伝えていければ」とも。
開催時間は9時~16時。雨天決行。