静岡大学浜松キャンパス(浜松市中区城北)で10月28日~30日、起業家を生み出す体験型プログラム「第2回スタートアップ・ウィークエンド浜松」が開催される。主催は起業家の創出と支援に取り組むNPO法人「Startup Weekend」。
同企画は、世界100カ国以上で開催されているアメリカ生まれの起業体験型プログラム。金曜日の夜から54時間集中して開催。チームを組み、ビジネスのアイデア出しから企画を練り上げ、ビジネスモデルの構築、顧客課題の解決、サイトのロゴやデザインなど、最小単位のビジネスの原型を創り上げ、発表するまでの過程を実行する。
「Startup Weekend」はアメリカのカリフォルニア州に本拠地を置くNPO団体「UP Global」が主催するイベントや起業家のコミュニティー。NPO法人Startup Weekendは、その日本法人であり、日本国内のイベントを主催している。
2016年3月に「第1回スタートアップ・ウィークエンド浜松」を開催。浜松市では産業競争力強化法に基づく国の認定を受け、産学官金が一丸となって創業者を支援する施策が実行される中、市民の起業への関心が高まっている。同企画は浜松の地域に受け継がれる「やらまいか精神」を発揮して起業体験できる場を提供し、地位域の活性化に役立てようとの思いで開催されることになったという。
10月4日には、「コワーキングスペースAny(エニィ)」(中区千歳)で同企画の開催に合わせて、プログラムで実践される「リーン・スタートアップ」というビジネスの手法について学ぶプレ・イベント「リーン・スタートアップ(新規事業開発)入門講座」を開催する。
「起業家を目指す方のほかに、新規事業開発の必要性を感じている浜松の中小企業の方にも興味を持っていただけたら」とオーガナイザーの秋間建人さん。「今後、浜松の各所で年間複数回の開催ができたら」とも。
プレイベントの開催時間は18時30分~20時。先着20人で費用は500円。本番の開催時間は28日=18時~21時30分、29日・30日=10時~21時。募集人数は30人。料金は5回の食事付きで、一般=7,500円、学生=5,000円。申し込みはホームページで受け付ける。