
焼き菓子店「菓子屋 月暈(つきがさ)」(浜松市浜名区細江町、TEL 050-8883-8396)がオープンして4月9日で1カ月がたった。
開店直前に焼き上げる「朝焼きマドレーヌ」やタルトが並ぶショーケース
店主の渥美智久さんは洋菓子店「Abondonce(アボンドンス)」(中央区住吉)や「Au Bon Vieux Temps(オーボンビュータン)」(東京都世田谷区)に勤めていた経験を持つ。地元である細江町に菓子店が少ないと感じ、地元で店を持ちたいと考えていたところ、商工会から西気賀駅舎内にある同テナントの紹介を受け独立出店を決めた。
店舗面積は約13坪。店内は、木目を生かした内装と落ち着いたトーンの床で、懐かしさを感じられる居心地の良い雰囲気を演出した。
北海道の「タカナシ乳業」のバターを使い、マドレーヌとフィナンシェには、焦がしバターを加えることで風味を引き立てる。開店直前に焼き上げる「朝焼きマドレーヌ」(210円)、三ケ日産ミカンとチョコレートを練り込んだ「フィナンシェ ショコラみかん」、厚焼きのクッキー「ガレット・ブルトンヌ」(以上250円)、パールシュガーをまぶしたシュー生地の菓子「シューケット」(400円)などをそろえる。今後は商品数を増やし、ドリンクも提供する予定。
オープン後はインスタグラムで反響があり、地元の人の来店が多く見られるという。渥美さんは「気軽に訪れる店として、長く愛される存在になりたい。焼き菓子の香りとともに、穏やかなひとときを楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~17時。水曜定休。