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ふる里が和菓子「濱松うなぎのぼり」 若手ビジネスマンのゲン担ぎに

ふる里の新商品「濱松うなぎのぼり」の「クルミ パイ包み」

ふる里の新商品「濱松うなぎのぼり」の「クルミ パイ包み」

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 菓子メーカー「ふる里」(浜松市中央区豊岡町)が4月21日、パイ包み菓子「Unagi nobori(ウナギノボリ)濱松うなぎのぼり うなぎが招く運気上昇 昇福菓子」の販売を始めた。

ギフトキヨスク浜松で発売中の「濱松うなぎのぼり」

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 同社の和菓子「うなぎのぼり三代目」のリニューアル商品として、デザインや味を一新して展開する。「ふる里」は6年半前に住宅・商業施設の総合デベロッパーのアサヒハウス工業グループ(中央区)に加わり、新工場を設立。開発を担当したのは、同グループで商業施設を管理・運営する「アサヒトラスト」取締役営業部長の外山進也さん。グループ内のウナギ専門店「中ノ庄」で料理人だった経験を生かし、約1年かけて完成させたという。

 浜松は工業都市のため観光客だけではなく、ビジネスマンの往来も多い地域。同品の主要ターゲットは若手ビジネスマン。 商品名は、頑張る人を応援したいと、ゲン担ぎの語呂合わせで「濱松うなぎのぼり」と名付けた。ロゴはウナギをモチーフにデザイン。パッケージは目にとまりやすいよう、浜松織物をイメージした模様と、工場をイメージしたシルバーメタリックの色を使った。

 生地には雄踏町の魚介卸売店「海老仙」から仕入れた「浜名湖産うなぎの骨パウダー」を練り込む。フランス産バターとローストしたクルミの風味が特徴「クルミ」と天竜区の茶葉専門店「現甲園」から仕入れた緑茶を白餡とパイ生地に練り込む「天竜茶」の2種類を用意する。

 販売開始後、浜松駅キヨスクでの売れ行きも好調という。「中ノ庄」では食後のデザートとして提供しており、帰りがけに購入する客も多いという。秋にはミカン味の期間限定商品を予定。今後は洋菓子への展開も視野に入れ、ブランドシリーズ化を進めるという。外山さんは「パッケージにも味にも力を入れて良いものができた。一度味わえば今後も選んでもらえるはず」と話す。

 価格は、1個=194円、2個入り=486円、5個入り=1,188円。中ノ庄、浜松駅ビル内のギフトキヨスク、新東名高速道路のサービスエリアなどで販売する。 

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