
ウナギ料理専門店「鰻(うなぎ) みき谷」(浜松市中央区三島町、TEL 053-545-3630)が5月1日、オープンした。
2021年に閉店し、45年の歴史に幕を下ろした老舗ウナギ料理店「なかや」の味を受け継ぐ同店。「なかや」の看板メニューだった「土佐焼き」などを提供する。もともと「なかや」の常連客だったという同店オーナーが、「なかや」の味を絶やしたくないと、レシピや焼き方を受け継ぎ、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約30坪。席数は、テーブル席12席、カウンター席8席、座敷席8席。シンプルで落ち着いた空間の店内は、高級感よりもカジュアルで親しみやすい雰囲気を意識して仕上げたという。一般的なウナギ料理店とは異なる空間にしたいと、店内のBGMはジャズを流す。
看板メニュー「土佐焼き」(4,200円)は、焼いたウナギの上に大葉、ネギ、ショウガを載せ、土佐酢をかけて提供する。店長の島村哲郎さんによると、酢の酸味で味が引き締まるため、あっさりとした後味が特徴という。ウナギの「塩焼き」(3,900円)は、ワサビを添えて提供する。「外はカリッと香ばしく、中はふんわりした食感を味わえる。シンプルな料理ではあるが、ウナギの養殖に携わるお客さまからもご好評をいただいた」と島村さん。「土佐焼き」「塩焼き」「かば焼き」(3,900円)には、いずれもご飯と肝吸い、漬物をセットにした「ご飯セット」(600円)を追加できる。このほか、「うな重」(並=4,550円、上=6,100円、特=9,000円)などもそろえる。テイクアウトメニューの「ウナギ弁当」(並=4,550円、上=6,100円)も用意する。
島村さんは「ここでしか味わえないうなぎの土佐焼きの味を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は、10時30分~14時、17時~20時。火曜定休。駐車場は6台分を用意する。