
イベント「ときはまフェス2025」が6月8日、「ときはまスクエア」(浜松市中央区新津町)で開催される。
主催は、来年創業100周年を迎える建設会社「常盤(ときわ)工業」(中央区新津町)。地域住民との交流を目的に、雑貨・飲食を販売するマルシェ、音楽ステージ、抽選会などを展開する。
同イベントは、常盤工業の新社屋「ときポート」と浜松いわた信用金庫野口支店・曳馬支店を含む複合エリア「ときはまスクエア」の完成を記念し、2022年6月に初開催した。以降毎年1回開催し、今年で4回目となる。例年約1300人の来場を見込む。
会場の中心となる「ときポート」は、地下水や太陽熱を活用し、空調に頼らず快適に過ごせる環境性能を持つ「ゼロエネルギー(ZEB)」仕様の建物。地域住民や学生の見学にも対応し、オフィスとしての機能に加え、地域資源としても活用している。「常盤工業」経営基幹本部の高橋脩夫さんは「地域の人に楽しんでもらうことで、日頃の感謝を伝える場をつくりたい」と話す。
イベントでは、ラジオ局「K-MIX」パーソナリティーのkainatsuさんや伊藤みひ乃さんによる音楽ライブのほか、バルーンパフォーマンスなどを行う。マルシェには約30店が並び、雑貨・アクセサリーの「SPARA」や「latte」、クレープ店「Route10」、米粉マフィンの「nico」などが出店。コーヒー、占い、マッサージなど幅広いジャンルの店が並ぶ。
ドラッグストア「杏林堂」の野菜摂取量などを確認できる「健幸測定会」や大学生サークルによる「和紙のランプづくり」などのワークショップも行う。来場者には、アニマルクッキーを進呈する。
高橋さんは「地域貢献や地域交流という言葉よりも、まずは『楽しんでもらいたい』が一番にある。企業と地域の人が顔の見える関係を築き、『いい街だな』と思ってもらえたら」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。