
カフェ「愉しみ処 華麗(はなれ)」(浜松市中央区半田山、TEL 053-435-0141)が5月24日、オープンした。
洋菓子店「サン・ラファエル」が運営する同店。隣接する住宅を譲り受けたことをきっかけに、「離れ」を店舗に改装した。元々同店のカフェスペースで提供していたアフタヌーンティーを移転し、新たに専門の空間で販売する。社長の堤由理香さんは「小さな部屋が多い間取りの懐かしい空間。ゆっくり過ごしてもらえるのでは」と話す。
元パティシエの阪本晃子さんが店長を務め、女性スタッフが主体となって店作りに関わっている。スタッフの感性を生かした空間づくりを通じて、やりがいを持って働ける環境づくりにもつなげるという。
店舗面積は約20坪。席数はテーブル席16席。木造の和風建築をできるだけ手を加えずに、木の温かみを感じられるよう改装した。和の趣を生かしつつ、落ち着いた空間に仕上げた。
提供する「アフタヌーンティー」(4,500円)は、円形の3段式ケーキスタンドに約10種類のスイーツを盛りつける。下段にはスコーン、キッシュ、クロワッサン、中段と上段にはケーキやガナッシュサンドを載せる。「サン・ラファエル」のパティシエが作るスイーツを華やかに盛り付け、ドリンク2杯をセットにする。
ドリンクには「水出しベリー&モヒート」「カモミールティー」「マンゴー&パッションティー」など季節ごとのお茶2種に加え、コーヒー、紅茶、リンゴジュースなどを用意する。提供時にはそれぞれ異なるデザインのカップを使い、器も楽しめる工夫を凝らす。アフタヌーンティーは水曜限定で、完全予約制。
夏季限定でかき氷も販売する。営業日は月曜・土曜・日曜。メニューは「青春はちみつレモン」「ちょっと大人なほうじ茶ミルク」「リンゴとナッツのキャラメルコンチェルト」(各1,600円)の3種類で、口どけの良いふわっとした氷に仕上げる。いずれも「サン・ラファエル」のパティシエが作るソースを使う。7月からは桃を使った新メニューも販売する予定。
堤社長は「パティシエが作った本物のスイーツを味わってほしい」と話す。
アフタヌーンティーの提供時間は11時・13時・15時(各回90分)で、営業は水曜のみ。かき氷の提供は11時~16時で、営業は月曜・土曜・日曜。