浜松中区の佐鳴湖公園沿岸で5月29日、「佐鳴湖国際駅伝大会」が開催される。
同大会は今回が27回目。第1回は1985(昭和60)年に開催され、ランニング好きの歯科医が始めたとされている。その後は大会存続の危機などもあったが、参加者が協力し合い実行委員会を継続し現在に至る。
今大会の参加チームは150チーム。当日は佐鳴湖の自然豊かなコースを1区間南北3キロずつに分けて14区間で42.195キロメートルを走る駅伝形式のリレーマラソンが行われる。スタートは佐鳴湖西岸ステージ付近から少し北へ進んだ地点で、西岸の遊歩道をコースとして南北に走る。
今年の応募チーム数は全部で183チーム。昨年よりも40チームほど増えたが、会場の許容量の関係で抽選により150チームに絞られた。
同大会は「老若男女、速い遅い関係なく、楽しく走ること」をモットーにし、参加者自体も運営に加わる。走っていない人はコース案内や中継地点の整備など補助員という形で協力する。
同実行委員会広報の小玉剛史さんは「年々、補助員に協力していただけるチームが増え、大会中の事故などが起きないように配慮できてきたように思える。中継地点やコース案内などがスムーズにできるのではと思っている。天候が危ぶまれるので、雨が降らないことを願うばかり」と空を見上げる。
当日は8時に開会式が行われ、9時にスタート。13時には閉会式の予定。