秋葉山三尺坊の秋葉寺分院の保泉寺(浜松市西区篠原町)で1月18日、「秋葉山の火祭り」が行われた。
同祭りは毎年1月18日に各地の行者が集まり、祈とうされた火を本堂前の護摩壇(ごまだん)に点火して祭りを行う。燃え上がる護摩壇上に6畳ほどの凧(たこ)を炎の上昇気流を利用して揚げて1年を占う。
今年の凧は舞い上がった後、一部が燃えてしまったことから「中凶(ちゅうく)」と判断された。凧の一部を持ち帰ると御利益があるということから多くの人が凧を奪い合い、持ち帰った。
炎がなくなった護摩壇は心願成就できることから行者と住職を先頭に火の付いた炭の上を多くの人々が素足で歩いた。