浜松・入野に11月11日、フレンチレストラン「メゾンナカミチ」（浜松市西区入野、TEL 053-489-3733）がオープンした。

彩りまでこだわった「グルメオードブルアンサンブル」

　オークラアクトシティ浜松（中区板屋）に勤めるなどして31年間料理の経験を積んだオーナーシェフの中道敦さんは、以前から地元食材を使ったメニューの開発や「静岡県『地産地消』西洋料理コンクール」の開催などで地産地消を推進してきた。自分の店を持つことでより積極的に活動したいと考えて出店を決めた。「浜松には良い食材がそろっていることを地元の方にもっと知ってもらいたい」と中道さん。

　店舗面積は15坪、席数はテーブル20席。内装は白と茶を基調として落ち着いた雰囲気に仕上げる。遠州綿紬（つむぎ）をカバーにしたメニュー表を使うなどして備品まで地元産にこだわる。中道さんは「今後は食器や箸、箸置きなども地元で生産されたものにしていきたい」と意気込む。

　料理のコンセプトは「見た目も鮮やかな美しい料理」で、味だけでなく盛り付けた際の彩りにも配慮する。素材は遠州産の野菜や舞阪港で捕れた魚、地元ブランド肉などの地場産品とフォアグラなどのフランス産の食材を合わせて使う。ランチ（1,890円～4,200円）とディナー（4,200円～8,400円）は各3種類のコースで「グルメオードブルアンサンブル」「遠州黒豚のステーキ スパイス風味焼き」「次郎柿のプリン」などを用意する。「開業記念フルコースディナー」（8,400円）は年末まで提供する。

　「経験を生かし上質な味を提供できるよう努めているので、ぜひ一度食べに来ていただきたい」と中道さん。「今後は地元の食材を使った名物料理や物販商品の開発を目指している」とも。

　営業時間は11時30分～14時30分、17時30分～21時30分。水曜・第3火曜定休。