浜松・天竜区内の廃トンネルを利用したレンタルワインセラー「浜松ワインセラー」(浜松市天竜区大川)で11月23日、ボジョレ・ヌーボーの飲み放題イベント「ボジョレ・ヌーボー祭」が開催される。主催は地域産業観光研究会(天竜区横川、TEL053-924-0089)。
コンセプトは「天竜地区のまちおこしと浜松を中心とした遠州地区へのワイン文化の啓発」。今回で4回目となる同イベント。昨年開催された第3回では、荒天にもかかわらず2日間で200人が集まる盛況ぶりを見せた。
当日はボジョレ・ヌーボーを飲み放題で用意するほか、フードブースも設置。ドイツ製法のハムなどを提供する「大石農場ハム工房」や自家焙煎(ばいせん)のコーヒーを提供する「まめやかふぇ」、自家製天然酵母を使ったパンを提供する「ロミパン」、たこ焼きを提供する「たこちゃん」などが出店する。
「用意するボジョレ・ヌーボーにはこだわる」とスタッフでソムリエワインアドバイザーの中井誠さん。世界各国のシェフや評論家らが選ぶ「世界のベスト・レストラン50」で2010~2012年の3年連続世界一に選ばれたコペンハーゲンのレストラン「noma」にワインを納める「ドメーヌ・デ・コート・ド・ラ・モリエール」とフランスのブルゴーニュ地方に本拠を置く「ドメーヌ・ジャン・フィリップ・マルシャン」の2種類を用意。いずれもたる出しで提供する。「ワイン文化を広めるためにも、生産者や販売元が明確で希少性と質の高いワインを用意したかった」とも。
同研究会代表の山本六二朗さんは「もともとまちおこしを目的に企画したイベント。天竜地区に多くの人が足を運ぶ機会になれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~15時。参加費は前売り=3,500円、当日=4,000円。