浜松・染地台に11月18日、遠州地方の工芸品を販売する「ぬくもり工房」(浜松市浜北区染地台、TEL 053-545-6491)がショップをオープンした。
江戸時代から遠州地方で織られる伝統生地「遠州綿紬(つむぎ)」を使った商品をメーンに販売する同店。自社工場で製造したものや地元の職人が作った商品をイベントやインターネット、小売店への卸売りなどで販売してきた。客から「普段はどこで買えるのか」などの声もあったことから、今回直接販売するショップを開店することにした。
販売スペースは10坪で、会社事務所内に併設する。内装には杉の白木を使い、光を取り込むガラス扉や急斜な屋根などが設置されたモダンなデザイン。「和の商品を取り扱っているからといって古風な和のデザインにはしたくなかった」と社長の大高旭(あさひ)さん。
商品は遠州地方の素材や職人が手作りしたものにこだわる。自社工場で遠州綿紬を使い作ったコットンストール(3,360円)や、磐田のガラス工芸職人が作った富士山のグラス(3,150円)など。ほかにも浜松のデザイナーがデザインを担当し、東北の職人が東北杉を使って作ったコースター(5枚入り=3,500円)などもそろえる。
大高さんは「地元のこだわりアイテムをメーンにそろえている。遠州地方には素晴らしい工芸品があるのだということを発信していきたい」と意気込む。
営業時間は10時~18時。