浜松・内野にアパートの一室をカフェにした「ひだまりcafeえむ」(浜松市浜北区内野、TEL 053-585-2103)がオープンして1カ月がたった。
洋菓子店で修業していた店主の宮地舞さん。母が経営するアパートの空室を見て「カフェに利用したい」と相談したところ、窓から見える景色の良い部屋を紹介され独立を決意。製菓設備の導入や部屋の改装を経てオープンにこぎ着けた。「窓から見える景色は田んぼや川が見えるノスタルジックで季節感を感じることができる」と宮地さん。
店舗面積は約10坪。席数は、カウンター7席とテーブル席4席、座敷席8席の全19席。店内は、白い壁紙に合わせた木目がきれいな洋風のテーブルと椅子、間接照明に照らされるカウンターで構成。おしゃれなカフェらしさを備えながらも、座敷席や和風の小物がノスタルジックさを演出する和モダンな雰囲気に仕上げた。
コンセプトは「おいしいケーキとコーヒーを楽しめる店」。メニューは、フランボワーズムースにイチゴやブルーベリーを添えた「スイートベリー」、「季節のフルーツタルト」(以上400円)など。同店で提供するケーキのスポンジには実家で収穫した米粉を使用。ブレンドコーヒー「ひだまりブレンド」(450円)は、コーヒー好きの宮地さんの母が通っていたコーヒー教室の講師が経営する三重県のコーヒー店に特注でブレンドを依頼している。コーヒーに合うように作られた「雪玉クッキー」(2個入り100円、10個入り500円)も提供する。
「将来的には野菜などを使ったスイーツも提供したい」と宮地さん。「ケーキとコーヒーを楽しんでもらい、地域に根付くようなカフェにできれば」とも。
営業時間は10時~17時。日曜・水曜定休。