浜松の中心市街地で現在、「お店の人が教えてくれる！得する街のゼミナール」が開催されている。主催は浜松まちゼミ実行委員会。

　冬と夏との年2回開いており、今回で7回目となる同企画。商店が専門知識や店の特性を生かし一般向けの講座などを開き、「各商店のファンづくり」「中心市街地の活性化」を図る。

　今回は56店が参加。美容や食、文化に関することなど、さまざまなジャンルの団体が集まる。参加は無料で、店主が講習会を開いたり講師となってワークショップを行ったりする。今回初参加となるピザ職人によるピザ教室や行政書士による遺言書の書き方の講習会などのほか、生花店による男性限定のフラワーアレンジメント講座や乾物などを販売する商店による「のり」のおいしさを伝える講座など、老若男女幅広く楽しめる内容となっている。

　洋服店「SunMarry」では2月27日、「『おしゃれなヒト』のストール術」講座を開催。スタッフによるストールの巻き方の説明の後、和気あいあいとした雰囲気の中で受講者6人が実践。参加者からは「分かりやすく満足した」などの声が上がった。

　「普段は敷居が高いように見える店などにも入りやすく、講座にも参加しやすい環境を整えているので多くの人に参加していただきたい」と同会委員長の佐々木まり子さん。「店側としてもアピールの場ともなるので、来店客や他の商店とのつながりを深め、浜松をもっと楽しい街にしていけたら」とも。

　講座は事前予約制。詳細はホームページで確認できる。3月31日まで。