浜松・高丘東に2月17日、ラーメン店「麺匠独眼竜」(浜松市中区高丘東)がオープンした。
店主の諏訪昌良さんは宮城出身。店名は宮城出身の武将伊達政宗の愛称から取った。もともとイタリアンの料理人だった諏訪さん。ラーメンが好きで、多くの店を食べ歩いたが理想の味が見つからなかった。「理想の味を提供する店が無いのであれば、自分で理想のラーメンを作ってしまえば」と思い、地元のラーメン店で3年ほど修業し開店にこぎ着けた。「震災の時に浜松で過ごす機会があり、そこで浜松に対して愛着を持ったので浜松で開いた」という。
店舗面積は約13坪。席数はカウンター席6席。店内は、メニューの「赤」「黒」「白」に合わせ、壁紙やテーブルなどの色も3色で統一している。
コンセプトは「オンリーワンのラーメン」。メニューはしょうゆラーメン「黒」(700円)、貝を使ったスープを加えた塩ラーメン「白」(700円)、地元の仙台みそと信州みそをブレンドしたみそダレにえびのうま味を加えたみそラーメン「赤」(750円)など。麺やスープなど素材にはこだわる。麺は北海道産「春よ恋」と岩手県産「南部地粉」の2種類の小麦粉を使い、独自の配合で作った自家製の平打ち縮れ麺。スープは、愛知県産鶏のガラと丸鶏、ゲンコツ、もみじを最適な時間と温度で管理して煮出した動物系スープと、複数の節系素材と利尻昆布、羅臼昆布で作る魚介系スープを合わせたダブルスープ。
「提供するラーメンは、スープの作り方などイタリアンのシェフをしていた経験と技術が生かされている」と諏訪さん。「オープンしたばかりだが、来店客に『浜松には無い味でおいしい』と言ってもらえることがうれしい。オンリーワンで地元の人に愛される店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は11時~14時30分、17時~21時。火曜定休(最終週のみ月曜・火曜定休)。