浜松・相生に4月2日、パン店「手づくりパン ひらの」(浜松市中区相生町、TEL 053-466-6117)がオープンした。
オーナーでパン職人の平野克英さんはホテルなどで約20年間パン作りを経験。以前から自身の店で好きなパンを作って提供したいという思いがあり、良い条件の物件が見つかったことから今回のオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。内装は全体的に白を基調とした色合いに仕上げた。「白だと汚れの色が目立つため、常に清潔感を保つことを意識できる」と平野さん。外観のペンキ塗りやパンを並べる机も自身で作り手作り感のある店を意識する。
商品は、イタリア発祥のパンであるチャパタにトマト、バジル、チーズなどをのせて焼いた「マルゲリータ」(216円)やカレーを生地で包み温度を調節して焼き、チーズをかけた「焼きチーズカレー」(238円)など約80種を用意。「大人が夜に食べたくなるような遊び心を込めた商品」として、食パンを薄く切り、リキュールを混ぜたバターを塗って焼き上げた「大人のシュガーラスク」(162円)などもそろえる。
近隣在住者との付き合いを大切にする同店。「レーズンとカンレツの食パン」(486円)は、開店から1週間後くらいに来店客から「レーズンを使ったパンを作ってほしい」という要望を受け商品化を検討。レーズンと山ブドウを使い甘さを控えめにして香りが引き立つよう作ったという。「お客さまの要望を取り入れて喜んでもらえるようなパンも作っていきたい」と平野さん。
「ゆっくり熟成させた生地で、やわらかい食感のパン作りを目指している。近所の方も来てくれるようになったので、この土地に根付いたパン屋になっていければ」とも。
営業時間は9時~19時。木曜定休。