イオン浜松市野ショッピングセンター(浜松市東区天王)1階のシンフォニーコートで7月12日・13日、子ども向けイベント「こども工務店」が開催される。主催はNPO法人大工村。
「子どもたちに笑顔を、地域に安全と防災を」をテーマに遠州地域の大工、工務店などが集まり建設業に携わる若手の育成や地域活性などを目的に活動を行う同団体。次世代を担う子どもたちに家造りへの興味を持ってもらうために、参加型のイベントを企画した。
イベントでは実際の上棟式をまねて行う子ども向けの家造り体験「こども上棟式」を実施。用意された木材や建設現場でくいを打つ際に使用する木製の小づち「掛矢(かけや)」などを使い、高さ約4メートルの木の骨組みを作り、家が建てられていく工程を楽しみながら学ぶ。2日間で6回開催し、1回につき15人まで参加可能。安全を配慮し同団体スタッフ指導の下に行う。完成後は参加した子供たち限定で餅まきを実施。建てた骨組みの上から約600個の餅を投げ完成を祝う。
天竜の木を鉋(かんな)で削って作る「天竜材のお箸づくり」や、大工村の焼き印が押された丸い木材に自分の名前を書いてバッジを作る「無垢の木 バッジ作り」など、小さな子どもでも参加できる企画も用意。バケツにボールを入れてみんなでつないでいくバケツリレーも実施。「災害を意識した事前防災の大切さを子どもたちにも知ってもらいたい」と同団体理事長の川合伯員(のりかず)さん。今後も防災を意識した企画をイベントなどで実施していきたいという。
作業終了後には対価として、天竜材の箸や木のコースターなどの景品と交換することができる「大工村コイン」が支給される。「働いて稼ぐ喜びを知ってもらえれば」と川合さん。「未就学児でも楽しく体験できる内容を用意してあるので、買い物をしながら家族でイベントにも足を運んでいただけたら」とも。
開催時間は10時~18時。対象は未就学児~小学生。参加費は500円。