浜松・舘山寺に立つ「聖観音菩薩像」の顔が安倍首相にそっくりだと話題になっている。
1935(昭和10)年に曹洞宗の秋葉山・舘山寺(西区舘山寺)造立した全長16メートルの同像。標高約50メートルの高台に立ち、優しいまなざしで遠くを見つめるような表情をしており、縁結びや安全祈願をもたらす仏像として信仰されている。
ツイッターの投稿などを契機にネットから広がりつつある同話題。「私たちは特に意識したことがなかったが、第一次安倍内閣の時に知人からうわさになっていることを知らされた」と住職の舘賢聖(たちけんせい)さん。第二次安倍内閣が発足されたことでまた話題に上るようになり、昨年春ごろからメディアでも取り上げられるようになったという。今年1月には、週刊誌「フライデー」にも同像の話題が掲載された。
「拝観料を取っていないので正確な人数はわからないが、以前より少し参拝者数が増えたような気もする」と舘さん。同寺院は県外からの参拝者が多いため、この話題は市内の方に来てもらう良い機会になっているという。
舘さんは「理由はどうであれ参拝者が増えるのは喜ばしいこと。浜名湖の眺めも良いのでぜひ足を運んでいただきたい」と目を細める。