浜松・蜆塚の国語塾「まなび研究所」（浜松市中区蜆塚、TEL 053-456-4070）が2月1日、受験生を応援するパン「まなびパン」の販売を始めた。

　今年で販売2年目となる同商品。3月に高校受験を控える受験生を食の面から応援できないかと考えていた塾長の古橋和久さんが、受験に備え縁起を担ぐ素材を使ったパンを考案した。昨年は同商品を食べた受験生が全員志望校に合格したことから、合格祈願の思いを込めて今年も販売することにした。

　商品の製造、販売は知り合いのパン店「まきのぱん」（中区曳馬）に依頼。店主の牧野文彦さんが案を出し古橋さんから意見をもらい試行錯誤し完成させた。素材は縁起の良い素材や疲労回復に効果があるとされる物を使う。1つのパンの中に「疲れ目にブルーベリーパン」と「疲れた脳にチョコバナナパン」、「合格祈願さくらさくパン」の3種の味が入ったデニッシュとなっている。「昨年は3種を個別に作ったが量も多く食べづらかったため、今年は小さくひとまとめにし食べやすくした」と牧野さん。それぞれの味が3ブロックに分かれており、ちぎって違う味を楽しむことができる。

　価格は160円。販売個数は限定500個で、1日30個用意する。販売初日は完売した。塾の現役生の保護者やOBなども買いに来るという。

　16日に発表があった私立高校受験はパンを食べ受けた生徒全員が合格。「まなびパンが少しでも受験生の気持ちの支えになれば」と古橋さん。「公立高校受験までの期間も残りわずかなのでこのパンを食べて頑張ろう」とも。

　営業時間は8時～19時（商品がなくなり次第終了）。金曜・土曜・日曜のみの販売。3月1日まで。