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浜松街中に鉄板焼き店 地元愛あふれる店主が経営

叔父から鉄板焼きの極意を学んだ店主の渥美三四郎さん

叔父から鉄板焼きの極意を学んだ店主の渥美三四郎さん

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 浜松・千歳町に6月10日、「鉄板焼あつみ」(浜松市中区千歳、TEL 053-413-2211)がオープンした。

ウスターソースで味付けされた看板商品「とん平焼」

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 店主の渥美三四郎さんは、市内で大正2年から続く老舗の畳・インテリア製品総合卸商社「渥美ゴザ屋」の専務を経験。代々続く同族企業経営を手伝う中、違う業種で自分を試したいと考えた。渥美さんの叔父は東京・品川で34年続くステーキハウスを経営。「子どもの頃から叔父が作るとん平焼が大好きだった。そのレシピを叔父から学び、メニューとして提供したい」と考え、店の看板商品として据えることでオープンにこぎ着けた。

 モール街の中心に位置する店は約15坪。鉄板が目の前にあるカウンター9席と、テーブル6席。「渥美ゴザ店」で取り扱う調度品を配したり、絵画が趣味だった店主の父の遺作を飾ったりと、店内には店主のこだわりを取り入れる。貸し切りパーティーでも使えるよう、スクリーンとプロジェクターも準備中。様子を見ながら少しずつ、店内をアレンジしていく予定だという。

 メニューは「とん平焼」(700円)や「やきそば」(豚、イカ、エビ各650円)、お好み焼き(豚、イカ、エビ各700円)の軽食のほか、「牛ヒレステーキ」(4,000円~)などの高級食材もそろえ、野菜や魚介は好みをオーダーするスタイル。地元精肉店「とんきい」の豚肉や、野菜は旬素材を知り合いの農家から仕入れるなど、遠州産中心の素材を使う。

夜は生ビールや芋焼酎など、鉄板料理を酒のさかなとして楽しむこともできる。夏季には「かき氷」の提供も予定するほか、「いずれはランチも提供できれば」と調理師免許を持つ妻の未知さん。

 「生まれ育った浜松のことが大好き。地元愛をお客さんと一緒に語りたい」と店主の渥美さん。2児の父でもあることから「子ども連れ大歓迎の店にしたい」とも。

 営業時間は15時~22時。火曜定休。

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