浜松で8月6日に行われる子ども向け企業見学イベント「浜松わくわく探検隊」の参加者募集が始まっている。

昨年のイベント風景

　障がい学習支援や保育園の運営などを行う「ぽっぷちゃいるど」が主催する同イベント。「浜松の魅力ある企業を子どもたちに知ってもらいたい」と考えていた代表の水野久美子さんは親子で参加する企業見学・体験イベントを企画。2006年から始め、これまでに10回以上開催している。

　徒歩やバスで市内複数の企業を回り、仕事内容を見学・体験する同イベント。対象となるのは市内の小学校に通う3年生から6年生で、参加者1人につき保護者1人の同伴が必須となる。

　当日は子ども5人1組でチームを組み共に行動。初対面の中でコミュニケーションを取り、チームワークを養うことを目的とする。子どもと保護者には行き先を教えず、到着するまでドキドキの冒険感覚を楽しんでもらう。「どんなところへ行くか予想したりして親子の会話が生まれるきっかけになれば」と水野さん。昨年は遠州地方の工芸品を販売する「ぬくもり工房」（北区染地台）の工場見学や、豆腐を販売する「須部商店」（北区都田）での豆腐製品試食会、建築木材を扱う「鈴三材木店」（北区平口）での木工工作などさまざまなジャンルの体験を行った。

　「小学生親子が浜松の魅力ある仕事場をわくわく探検することでもっとこの街を好きになってほしい」 と水野さん。「子どもたちは力を合わせる必要がある環境を設定するとあっという間にチームワークをつくる能力があるので、保護者の方もそこに触れてもらうためにぜひ親子で参加していただきたい」とも。

　開催時間は8時30分～16時30分。参加無料。定員は40組80人で応募多数の場合は抽選となる。応募締め切りは7月7日。