浜松・広沢に6月23日、パン店「まるきBAKERY」(浜松市中区広沢、TEL 053-453-3013)がオープンした。
店主の竹内友梨さんは神戸のベーカリーショップで7年間修業し、自分の店を持ちたいという思いから地元へ帰郷。実家から自転車で通える範囲の物件を探し、両親協力のもと、オープンにこぎ着けた。約20種類のパンは昼ごろにすべて出そろい、レジや品出しは両親が行う。
店内は約15坪。店内正面にはおやつパンや総菜パンを中心に平置きし、左右の壁際に食パンやハード系パンを配置する。ヨーロピアンブルーの壁や、小窓を付けた店内は「居心地の良さを重視した」という。
日常パンは、食パン(4枚切、5枚切=300円)とバゲット(270円)を提供。「食パンは厚めの4枚切をトーストし、バターでカリカリ食感を楽しむのがおすすめ。バゲットは老若男女が楽しめるよう硬すぎないよう、水分を多めに仕上げた」と竹内さん。パンの要である生地の風味にこだわり、それぞれのパンに合った酵母菌を使う。クリームパン(150円)やメロンパン(150円)など、おやつパンには自家製の餡(あん)やカスタードクリームを使い、総菜パンの素材も丁寧に下ごしらえするなど、フィリングにも手間をかける。
「この地域はパン屋の激戦区。ライバルとは思わず、他店と一緒にパン食文化を盛り上げていきたい」と竹内さん。「まずは地域の皆さんに親しんでもらえる存在になれれば」とも。
営業時間は10時~18時。日・月曜定休。