浜松・早出に8月14日、トンテキとカレーの店「シュガー&スパイス」(浜松市中区早出町、TEL 053-443-7557)がオープンした。
店主の芥川修造さんは、バーテンダー修業のため10年前に上京。「オシャレな空間でおいしいタイ料理を提供する店」に衝撃を受け、料理人の道を選択。洋食店をメーンに、エスニック料理店やカフェなどで7年間、修業を重ねた。地元に「オシャレでおいしい料理」を提供する店を出したいという思いから浜松に戻り、2年間マーケティングリサーチ。特色ある店を目指し、浜松では認知度が低い豚肉のステーキ「トンテキ」と、万人から愛される「カレー」を二枚看板に掲げる洋食店として企画。理想の店舗物件が見つかったためオープンにこぎ着けた。
店舗面積は20坪。席数は、カウンター3席、テーブル17席の計20席。店内は、しっくい調の壁面と木目を生かしたテーブルや椅子を配し、ナチュラルで落ち着いた雰囲気をつくり出している。同店のテーマカラーは飲食店には珍しい青系の「ターコイズブルー」。看板デザインやクッションなどに使い、ナチュラルな色合いにアクセントが加わることでオシャレさを演出する。
看板メニューの一つである「ジューシートンテキ」(ランチセット=1,200円、ディナーセット=1,180円)は、1枚200グラムのロース肉を、低温の油で煮るフレンチの技法「コンフィ」で芯がロゼ色になるようにしてから焼き上げる。そうすることで、ジューシーで軟らかいトンテキを提供することができるという。ソースは、リンゴやセロリ、玉ネギなど6種類の果物・香味野菜に、しょうゆと地元ブランドのソース「トリイソース」で仕上げ完成する。
もう一つの看板メニュー「オリジナルカレー」(ランチ=1,000円、ディナー=1,080円)は、果物と香味野菜6種類、スパイス約10種類を弱火で4時間かけて作り上げたチャツネをチキンスープで伸ばして完成する欧風スタイル。「銘柄豚ではないが鮮度の高い肉を、手間をかけて調理することで、200グラムサイズのトンテキを、味を落とさず、この値段で提供することができる。ほかでは絶対まねできない」と自信を見せる芥川さん。
ほかにもデザートメニューとして、固めのプリンにホイップとチェリーを添えた「昔ながらの自家製プリン」(330円)や「チーズケーキ」(350円)、「焦がしキャラメルのパンナコッタ」(350円)など7種類を全て手作りで提供する。ドリンクメニューにも「自家製レモネード」(450円)や自家製のイチゴコンポートを炭酸で割った「イタリアンソーダ」(400円)などの自家製メニューを用意する。
「トンテキを浜松の人に定着させられたら」と芥川さん。「手作りにこだわり、味・量・価格全てに自信があるので、ぜひ一度来店してほしい」とも。
営業時間は11時20分~14時30分、17時30分~22時。火曜定休。