浜松・田町に8月28日、「炭火焼肉AO」(浜松市中区田町、TEL 053-453-1911)がオープンした。
オーナーの川合貴久さんは市内でイタリアンバルを2店舗経営。同店は過去にカフェとして営んでいたがスタイルを一新し、「本当においしい松阪牛をリーズナブルに提供したい」と3店舗目のオープンにこぎ着けた。
約13坪の店内は、カウンター8席とテーブル14席。壁に瓦やインテリアに盆栽を配したり、畳敷きのベンチシートを用意したりと、和の雰囲気を取り入れた。それぞれのテーブルに、備長炭で焼く七輪を設置。カウンター席では、一人でも気軽に高品質の焼肉を楽しめる雰囲気を作り出している。
松阪牛は三重県の業者から直接取引。飼育から品質の管理まで徹底して行う業者から届く松阪牛は冷凍しておらず、新鮮なままの肉を提供。大量に仕入れる肉は姉妹店であるイタリアンバルでも活用し、リーズナブルな価格設定を実現したという。
メニューは「A5ランク静岡そだち堪能コース」(5,000円)と、「極上松阪牛&静岡そだち贅沢コース」(8,000円)がメーン。松阪牛のみのコースや、ステーキにすきやきなど、内容や価格は相談に応じる。単品での注文も可能で、松阪牛の「三角バラ」(3,000円)や「サーロイン」(4,500円)など、部位ごとの価格を明確に表示。希少部位の「シャトーブリアン」を提供できる日もあり、「必ず味わいたい人は事前に問い合わせてほしい」と川合さん。松阪牛と静岡そだちの肉で作る「伊藤シェフ特製ビーフシチュー」(980円)も同店の自信作という。ワインはイタリア産を中心に40種類以上を用意し、「MILLE NOTTE」(17,000円)、「CASTELLO ROMITORIO」(4,500円)などの高級ワインもそろえる。
「松阪牛は肉の脂自体に甘みがあり、味わってみれば別格だとわかるはず」と川合さん。現在は静岡そだちも提供しているが、ゆくゆくは松阪牛のみのメニュー設定を目指す。「薄利覚悟で提供するのは、良質な味を多くの人に知ってほしいことと、姉妹店の常連にも還元したい。店へ立ち寄っていただくことで、浜松まちなかへ人が集まる活性にもつなげたい」とも。
営業時間は18時~24時、月曜定休。