浜松・田町の万年橋パークビル（浜松市中区田町）8階で11月3日、食のイベント「HamamatsuDining　遠州の食」が開催される。

　市内の飲食店などが集まり料理を提供する同イベント。「印度カレーmana」（中区富塚）と「懐石いっ木」（田町）、和食の文化伝承を目指し活動する「Japan Food Cultureプロジェクト」の代表同士の食事会で「食材にこだわる飲食店のイベントを企画してみたい」という話が出たことから計画がスタート。中区で営業している店をメーンに集め、浜松市が行う住み良い地域社会の実現を目指す事業「中区地域力向上事業」の一環として開催することに決めた。

　さまざまなジャンルの飲食店が10店舗以上参加し、フードパックで販売。参加者は500円の金券を購入し、商品と交換する。manaでは、この日だけの特別メニューのカレーや、クラフトビール、ワインなどの酒を販売。すし店「鮨場（すしばー）まる」（旭町）は野菜を使ったすし、パン店「L'atelier Tempo （ラトリエテンポ）」（蜆塚）は季節に合わせた地元食材のパンなどを販売する。市外からは静岡のそば店「蕎麦（そば）たがた」と藤枝のイタリアンレストラン「NORI」が参加。蕎麦たがたはそば打ちの実演と試食の提供も行う。

　若い世代にも興味を持ってもらうため、チラシのデザインを静岡文化芸術大学の学生に依頼。会場でも同大学の学生が食にまつわる作品の展示を行う。

　「おいしいものてんこ盛りのイベント」とJapan Food Cultureプロジェクト代表の大井モト江さん。「さまざまな店の料理が味わえるのでぜひ足を運んでいただきたい」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～16時（料理が無くなり次第終了）。入場無料。