浜松の街中で現在、アートイベント「アートルネッサンス in HAMAMATSU」が開催されている。

　今年で7回目の開催となる同イベント。遠州地域で活動する作家の発表の場を設けることと、作品展示により街中を活気づけることを目的として企画。昨年は約5000人を動員した。

　今年のテーマは「光と風と水のアート祭」。会場となるのはゆりの木通りや鍛冶町商店街などの街中と浜松城公園、鴨江アートセンター。68人の作家が55カ所のスペースで展示を行う。

　浜松城公園ではアルミ板や針金で作ったカブトムシやカマキリなどのオブジェや、園内通路脇に生えている木に交ぜて動物が集まる木の絵などを配置。ゆりの木通りや鍛冶町商店街では地域の商店に協力してもらい、さまざまな店で作品を展示。祭用品専門店「凧人（かいと）」（中区田町）では猿や犬などをかたどった木の彫刻作品、「前田宝石」（同）では少女をモチーフとしたガラス工芸作品、工具店「鍋屋」（同）では街をデザインしたウッドクラフト作品などを展示。「街中の商店を訪れるきっかけになれば」と同イベント実行委員の齊藤昌子さん。

　鴨江アートセンターでは11月5日から、映像インスタレーションや彫刻、絵画などの作品を展示。7日には浜松出身のシンガーソングライター畑中摩美さんや川口直久さんのほか、県内を中心に活動するお笑いコンビ「Fuji2（フジツー）」らが出演するイベント「アートルネッサンス・in・はままつ2015によせる音楽とお笑い」を開催する。料金は一般＝1,000 円、高校生＝500円、中学生以下は無料。

　「ショッピングや散歩をしながら気軽にアートに触れてほしい」と齊藤さん。「楽しいイベントになっているので多くの方に足を運んでいただきたい」とも。

　今月8日まで。