浜松駅バスターミナル地下広場に12月22日、静岡文化芸術大学の学生が運営する「タベボラカフェ」が期間限定オープンした。
正規価格で仕入れることで発展途上国を支援するフェアトレードフーズを使ったメニューを提供する同カフェ。静岡文化芸術大学の料理サークル「SUAC kitchen(スアックキッチン)」代表の山口裕司さんは国際問題に関心があり、料理と結びつけて何か発信できないかと考えていた。フェアトレードの推進活動を行うサークル「りとるあーす」と協力し学内でカフェ企画を実施。反響があったことら学外でも期間限定で開催することにした。
「浜松まちなかにぎわい協議会」の協力を受け、会場は浜松駅バスターミナル地下にある広場に決めた。デザイン学部の学生が木材で作製した売り場となる建物を設置。買った商品を気軽に食べられるよう机や椅子を配置したイートインスペースを8席設ける。
提供するフードメニューは自家製のビーフシチュー(400円)。フェアトレードフーズの南アフリカ産赤ワインを使用し、牛スジ肉を半日以上かけて煮込み柔らかく仕上げた。地産地消も心掛けており、具材に使用したジャガイモ、タマネギ、ニンジンは県内産のものにこだわった。ドリンクメニューのコーヒーはペルーとエクアドル、紅茶(以上150円はスリランカとバングラデシュのフェアトレード商品を用意する。
「地域の方に向けた啓発活動を行っていきたい」と山口さん。「地産地消やフェアトレードを身近なかたちで伝えていけたら」とも。
営業時間は、火曜・日曜=17時~21時。来年3月末まで週2回程度開催予定。