浜松・本郷に12月26日、持ち帰りギョーザ専門店「生餃子工房 いえやす」(浜松市南区本郷町、TEL 053-545-9200)がオープンした。
店長の小林千加さんは子どものためにギョーザを作る機会が多く、ギョーザ専門店を出したいと考えるようになった。理想ギョーザが完成し、条件にかなう物件が見つかったためオープンにこぎ着けた。
「子どもが安心して食べることのできるギョーザ」がコンセプトの同店。国産食材にこだわり、添加物を使わずおいしいギョーザを作るために試行錯誤したという。「化学調味料を使わずおいしいギョーザを作るのは簡単ではなかった。肉の種類や皮、キャベツの水抜き、ダシなどありとあらゆる組み合わせを試した」と小林さん。餡(あん)は、浜松産のブランド豚「夢ポーク」に、うま味を残すために最小限の水抜きをしたキャベツ、味の骨格を作る最低限のニンニク、うま味の相乗効果を狙った昆布とカツオのダシを加えて練り込む。皮は焼きギョーザと水ギョーザどちらにも使えるよう、通常よりも少しだけ厚めのものを名古屋の加工業者に特注で依頼している。
店舗面積は約21坪。白を基調とした清潔で明るい店内に、梱包した冷凍ギョーザと生ギョーザを陳列している。
販売するギョーザは、看板商品である「いえやすギョーザ」(生18個=500円、生30個=800円、生40個=1,000円、冷凍48個=1,200円)や、ニンニクと肉の割合を増やした「げんこつ肉ギョーザ」(20個=500円)、チーズを加えることでクリーミーな味わいを実現した「チーズギョーザ」(20個=600円)など。いえやすギョーザは、生と冷凍の2種類を用意。生ギョーザは1日約3,000個が、15時頃には完売するという。
「地元浜松に密着したギョーザ店を目指している」と小林さん。「安全でおいしいギョーザを家族で楽しんでもらえたら」とも。
営業時間は11時~19時。水曜定休。