浜松・天王にネパール料理店「ネパリレストラン YETI(イエティ)」(浜松市東区天王町、TEL 053-570-6184)がオープンして1カ月がたった。
店主のダカール・ソムさんは、ネパール出身。剣道をやりたいという思いで2005年に来日し、働きながら剣道を学び2段を取得した。浜松市で10年間生活している中でネパール料理店のほとんどがカレー店であることに気付き、ネパールの家庭料理をメーンとした料理店を出したいと思うようになったという。ちょうど知り合いの料理店が閉店することを知ったため、その設備を利用しオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約15坪。席数はカウンター5席、テーブル20席の計25席。店内は、テーブルや椅子、絵画などでネパールにある飲食店の雰囲気を演出する。
メニューは、定食を意味する「ダルバート」(1,190円)、ひき肉に野菜とスパイスを混ぜたネパール版のギョーザ「モモ」(蒸し=680円、スープ=780円、焼き=700円)、ネパール産の細長いコメ「バスマティライス」を使った焼き飯「ビリヤニ」(700円)、ネパールではスタンダードなつまみを9品盛り合わせた「ネパリカジャセット」(1,000円)など、ネパールの家庭料理を20品以上用意する。ダルバートは、チキンカレーとベジタブルカレー、豆のスープ、ネパール版の漬物とライスを定食のように提供。ほかに、油が少なく辛みを抑え、ネパールの味付けにこだわったカレーも約10品用意する。
「日本人向けに辛さや固さを調整した料理もある。ネパールの味付けで食べたい人は気軽に言ってほしい」とダカールさん。「カレーではなく、ネパールの家庭料理を目当てにくる客を増やしていければ」とも。
営業時間は11時~15時。17時~22時。月曜定休。