浜松・板屋町に10月15日タイ料理店「Bangkok Cafe（バンコク カフェ）」（浜松市中区板屋町、TEL 053-413-3355）がオープンした。

タイ風チキンライス「カウマンガイ」

　タイ人女性で店主の緒方ウサさんはタイで知り合った日本人男性と結婚、夫の転勤に伴い来日。もともと料理好きで、日本の料理学校にも通った経験を持つ緒方さん。自宅で友人たちを招いて手料理を振る舞っていたところ、好評を得て周囲の人たちの勧めもあり、本格的な料理店経営を決意。当初、街中での物件探しは難航したが、知人の紹介で好条件の物件が見つかり、オープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約14坪。席数はテーブル8席、カウンター13席の計21席。店内はタイの雰囲気を出しつつ、女性が一人でも立ち寄れるようにおしゃれなカフェをイメージした造りに。白色の壁にダークブラウンの床、木目調のカウンターとテーブル、クッション部分が黒色の椅子を配置して落ち着いた空間を演出。

　ランチメニューは、タイ風豚ひき肉バジル炒め「ガパオライス」、タイ風チキンライス「カオマンガイ」、タイ風焼きそば「パッタイ」、トムヤンクンスープに米の麺を入れた「トムヤンセンレック」、「グリーンカレー」（以上850円）の5種類。ランチメニューには全てスープとサラダが付く。本場の食材を使ってコストを抑え、タイの調味料で本場の味を引き立てる。デザートは、「ココナツアイスクリーム」（350円）やマンゴー入りの「タピオカココナツミルク」（500円）など12種類、ドリンクはシンハビールやチャンビール（各600円）といったタイのビールをはじめ15種類を用意。

　ディナーメニューは、パパイアのサラダ「ソムタム」や春雨サラダ「ヤムウンセン」（各900円）、「トムヤンクン」、鶏肉とショウガのココナツスープ「トムカーガイ」（各800円）、他に一品料理など含めて22種類が並ぶ。辛味のある料理にはメニュー表に唐辛子のマークが付き、辛さの調整も可能。市内にはタイ好きの人が多く、緒方さんの気さくな人柄も評判となり、オープンして約1カ月でリピーターもいるという。

　「お客さんから話し掛けてもらえるようなフレンドリーな店にできたら」と緒方さん。「多くの人にタイの料理や文化を紹介したい」とも。

　営業時間は11時～14時30分、18時～21時30分。月曜定休。