浜松・上新屋町に11月1日、創作料理居酒屋「てんみ浜松店」（浜松市東区上新屋町、TEL 053-424-8710）がオープンした。

江戸中期の古民家をイメージした内装

　袋井市、磐田市などで居酒屋を運営する「ひょうたん」グループの系列となる同店。以前から同所でグループの居酒屋が営業していたが、店長が独立し別の場所へ移転。空き店舗を再利用し、新たに創作料理の居酒屋としてオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約35坪。座席はテーブル44席、カウンター11席の計55席。テーブル席には、一般的な座敷席と掘りごたつ席を配置。店内は以前の店舗のまま、江戸時代中期の古民家をイメージした趣のある空間。玄関先にあったちょうちんを取り外し、柔らかい光の大きな昼光色電球を新たに取り付けたという。

　メニューは、洋風茶わん蒸しの「トリュフロワイヤル」、「フォアグラロワイヤル」（各626円）、帯広産の「ユリネの塩昆布」（410円）、帯広産の甘みのあるイモ「インカの目覚め」を使ったフライドポテト（518円）、「ズワイガニふわふわ湯葉しゅうまい4個」（626円）など約70種類。脂が重たすぎず、口の中に適度なまろやかさが広がるという「黒毛和牛特上カルビA4陶板焼き」（1,598円）なども用意する。

　競りに参加し、仕入れることで安く提供できる中トロやブリ、タイなどの「お刺し身」（各626円）が特に人気で、オープンして約3週間で既にリピーターもいるという。ドリンクは、ビールや焼酎、ワインをはじめ、約70種のメニューを用意。焼津の「磯自慢」（810円）、藤枝の「初亀」（648円）など県内の日本酒もそろえる。

　「顧客目線を大事にして料理の味や接客、店内の居心地など、価格を抑えながら高い品質で提供していきたい」と店長の田邉政浩さん。「地域に密着して、地元の方々に愛されるお店にできたら」とも。

　営業時間は16時～24時。