浜松市街地で15年営業のカフェ、住宅地に移転-自宅改装で再出店

自宅を改装した店内。一般住宅の名残がある温かい雰囲気が特徴。

自宅を改装した店内。一般住宅の名残がある温かい雰囲気が特徴。

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 浜松・鴨江に7月10日、カフェ「Queen’s Cafe(クイーンズ・カフェ)」(浜松市西区鴨江、TEL 053-458-7676)が移転オープンした。

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 もともと浜松市街地の田町で15年間店舗を構えていた同店。中心街の人が少なく、ランチタイムの客も少なくなってきたことなどから移転を決意。今まで住居としていた自宅の一部を改装し店舗にした。

 店主兼シェフの定方正信さんは「街は人が少なく郊外に流れていたことなどもあり、一度は閉店も考えたが、郊外で駐車場のある店でやろうとテナントを借りることも考えたが、自宅を改装しても面白いと思った」と話す。

 店舗面積は約15坪。席数は24席。店舗は、定方さんの自宅で築40数年の建物を改装。改装時は、あえて建物のレトロな温かさと前店舗の雰囲気を残した。店内で使われている大きな古いスピーカーも前店舗から持ってきたもので、定方さんの亡くなった父親から譲り受けたものだという。「全く新しい店を作るのではなく、今までやってきた店の雰囲気を持ってきて作り直したかった」と定方さん。

 メニューも、オープン当初からの看板メニュー「オムライス」(900円)などに変わりないが、ランチメニューなどをなくし、1日の通しのメニューに変更した。移転を機に、白米にオムレツをのせた「オムレツ定食」(800円)をメニューに加えた。

 「周りが住宅街なので、近所に迷惑をかけないよう気を使い、駐車場を探すのも難しかった。その中で、理解して応援してくれる人もいたので、近所の人にも楽しんでもらえる店にしたい。この近所は高齢者の人も多いので、そうした人にも来てほしい」と定方さん。「前から手がけていたハーブなどの菜園をやりながら、育てたものを使った料理もしていきたい」とも。

 営業時間は11時30分~19時30分。木曜定休。

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