浜松・旭町に1月8日、「浜松出世の館」(浜松市中区旭町、TEL 053-401-0522)がオープンした。
井伊直虎ゆかりの地を紹介する「直虎360度・ヴァーチャルツアー」
浜松市が舞台のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送開始に合わせ、遠州鉄道高架下のべんがら横丁北側跡地に1年間限定で開設された同館。「出世の街・浜松」を体感できる施設として、徳川家康や井伊直虎ゆかりの地をはじめ各観光スポットの紹介や中心市街地の情報発信、土産品の販売などを行い、訪れる観光客をもてなす。
「観(み)る」「学ぶ」「買う」「楽しむ」の4つのテーマで構成。「観る」では浜松城など市内の観光スポットや「おんな城主 直虎 大河ドラマ館」(北区細江町)を案内。「学ぶ」では徳川家康や井伊直虎、井伊直政などを解説。「出世城」と呼ばれる浜松城があり、カワイやスズキ、ヤマハなど多くの世界的企業を輩出した出世運のある街として「出世の街・浜松」も紹介する。「買う」では、出世や家康、直虎関連の土産品を販売。「楽しむ」では全国の井伊家ゆかリの地やゲームソフト「戦国BASARA」と連携したイベントなどを行う。
土産品は、出世大名家康くんや出世法師直虎ちゃんのぬいぐるみや菓子、関連グッズなど約50社500アイテムをそろえる。展示スペースには、「おんな城主 直虎」で徳川家康役の阿部サダヲさんが浜松市中田島ロケで着用したよろいを展示。出世大名家康くん像と出世運うなぎのぼり像や直虎360度バーチャルツアーなども用意。毎週土曜・日曜の16時には家康くんと直虎ちゃんが登場し、写真撮影などの触れ合いタイムも設ける。
同市産業部の玉越賢治さんは「地元をはじめ全国から訪れる人たちに同館で、より深く同市について知っていただけたら。観光の起点として利用していただくことで、中心市街地の活性化にもつながれば」と期待を込める。
開館時間は10時~19時。入場無料。2018年1月31日まで。