「航空自衛隊浜松広報館 エアーパーク」(浜松市西区西山町、TEL 053-472-1121)で7月25日・26日、「夜間会館・トワイライト オープン」が行われている。
夏休み期間に合わせ毎年開催され、今年で14回目を迎える同イベント。いつもと違う夜の雰囲気の中で航空機の美しさや、航空自衛隊の訓練風景を見て欲しいという思いから開催。通常、9時から16時の開館時間を13時から20時に変更する。
展示格納庫では航空自衛隊創設期の戦闘機として使われていた初代F86や、世界でも数えるほどしかないという零戦の展示など19機の航空機をライトアップ。日中では見ることができない普段と違う雰囲気の中で鑑賞できる。各機体はスポットライトで機体側面や下部から照らし、明かりの落ちた格納庫内に優美な機体を浮かび上がらせる。ほかにも第二次世界大戦中に使われた木製戦闘機「バンパイア」のエンジンなどの装備品もライトアップ展示しており、機械的な美しさがより際立った状態で展示する。
ほかにも、浜松基地の中では航空機の保有台数が多くパイロットの養成を行っている「第一航空団」や、災害時の救助部隊である「浜松救難隊」によるナイトフライの訓練風景を見ることができる。普段は格納庫のガラス越しか柵越しにしか見られない訓練風景を、格納庫の扉を開けてみることができるため、より間近で臨場感を味わいながら航空機の離着陸を見ることができ、航空機のライトが夜空にきれいに浮かび上がるという。
初日は、平日の夜にも関わらず県外からの来館者も多く、駐車場が満車になるほどの人が訪れていた。館長の古橋清仁さんは「常設展のシアター上映は普段混み合っているが、平日の夜の開催ということでゆっくり見るチャンスかもしれない。メインである航空機のライトアップやナイトフライを見ることができるのは貴重な時間。普段見られない航空機の美しさや雰囲気を味わっていただきたい」と話す。
開館時間は13時~20時。入場無料。