浜松・田町に10月31日、和食料理店「蕎麦(そば)和房 俵」(浜松市中区田町、TEL 053-455-3755)がオープンした。
高校卒業後、和食の道一筋で修業を積んできた店主の大河内啓雅(ひろまさ)さん。実家がそば店を営んでいたことから、小さい頃から影響を受け、いつかは自分の店を持ちたいという夢を持っていた。修業の中で和食の奥深さを知り、旬の魚や野菜を使った和食店を持とうと決意。2年間思い描く物件を街中で探し、駅から近い理想の物件を見つけ、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。カウンター10席、座敷26席の計36席。明かりを落とした雰囲気のある店がはやる中、あえて明るめの照明と清潔感のある空間で木のぬくもりを感じることのできる落ち着いた雰囲気を演出したという。各席にはあえて呼び出しボタンを置かないことで、客とのコミュニケーションを増やし、距離感を無くした接客を心掛けるという。
メニューは焼き物や揚げ物、一品料理、手打ちそばなどの和食料理約40種類を用意。メインメニューのそばは、その日の手打ち麺しか提供しないことにこだわる。「ざるそば」「かけそば」(以上700円)、「天婦羅そば」(1,000円)など8種類を用意。「その日に手打ちした麺が一番おいしい」と大河内さん。「本日のおすすめ」として舞阪港の魚介など地元の食材を使い、刺し身の「天然ブリ」や浜名湖でとれるクマエビの「クマ海老(えび)塩焼き」(以上880円)など旬の魚介料理を提供。香味鶏(うまみどり)と大葉、そばみそを揚げた「俵山揚げ」(980円)や香りや食感を楽しむことができる「和牛 朴葉焼き」(1,840円)など、みそを練ってそばの実を入れた自家製そばみそを使った料理もそろえる。
ほかにも、女性にも多く利用してもらいたいという思いから「海老 パイ包み焼き」(1,080円)も用意。デザートも女性のために豊富にとりそろえ「バナナ天婦羅 アイス添え」(540円)や「蕎麦(そば)ぜんざい」(650円)など、工夫を凝らしたメニューを提供する。
大河内さんは「季節の魚や野菜を使った料理で、旬のもののおいしさを感じてもらいたい。リーズナブルに提供しているので、若い人にも来ていただけたら」と話す。
営業時間は17時~23時。