浜松の天竜浜名湖鉄道で体験ツアー 洗車機や有形文化財の転車台を乗車して体験

列車が洗車機を通る様子

列車が洗車機を通る様子

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 浜松・二俣町の天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)で4月1日、イベント「洗って!回って!列車でGO!」が始まった。

 JRグループが自治体や地元の観光業者などと共同で実施する大型キャンペーン「ディスティネーション キャンペーン」の一環で始めた同イベント。年に1回開催する「天浜線フェスタ」では乗車しながら転車台を回すイベントを開催してきたが、通年の観光商品化したいという思いから、乗車しながら洗車機や転車台をツアーで回る体験型イベントとして開催を決めた。

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 ツアーはホームから列車に乗車し、構内を走り洗車機へ向かう。列車に乗ったまま、列車の洗車を体験。列車の高さ約4メートルを超える大型の洗車機で、ブラシも普通乗用車用の洗車機よりも大きいため迫力があるという。「初日は盛況で、定員の50名分が満席だった。大きなブラシの中を通る時、客から一斉に歓声が上がった。外から洗車を見ることのできるところは他にもあるが、乗車しながら体験は全国的にも珍しいはず」と営業部長の澤井孝光さん。

 洗車後、転車台に移動。転車台は昔の蒸気機関車の方向を変えるための装置で、今まで通常は外から回転を見ることしかできなかったが、このツアーでは転車台を乗車したままの回転を体験。降車後にも外から見学することもでき、扇形車庫も見学。転車台や扇形車庫は国の登録有形文化財に指定されているため、貴重な体験だという。

 ツアーの最後には鉄道歴史館の見学も行い、国鉄時代の切符を切るハサミや昔の信号機械「タブレット閉塞(へいそく)」など、珍しい品々を見ることができる。「鉄道好きな人や子どもたち、ファミリーにもぜひ来てもらいたい。年配の人にも、『若い頃に見たことがある』と懐かしんでもらえるはず」と澤井さん。「昨年は大河ドラマの関係で、全国からの観光客が来て天竜浜名湖鉄道の知名度も上がった。今後も沿線地域とタイアップしていろいろな観光商品づくりをしていき、ローカル線の魅力を発信していきたい」とも。

 開催日は土曜・日曜・祝日。開催時間は11時30分~12時30分。1日限定50人まで。20人以上の団体予約の場合、平日も開催可能。要電話予約。