浜松・入野町に8月15日、カフェ「TiPi（浜松市西区入野町、TEL 080-2627-7397）」がオープンした。

水出しする「マヤビニックコーヒー」

　20代のころから自分の飲食店を持ちたいと考えていた店主の内藤英夫さん。カフェや居酒屋などで経験を積みながら、コツコツとお金をためてきた。「店を出すならほかと違ったことをして、面白い店にしたい」という思いで、トレーラーハウスのカフェを始めようと決意。さまざまな出店場所を探す中で、佐鳴湖畔の土地に巡り会い、自らトレーラーの内装を整えオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約6坪。カウンター2席、テーブル8席の計10席。オレンジ色のトレーラーで、内装はカントリー調。アメリカ製のタペストリーやココペリというインディアンの人形などを飾る。窓側のテーブル席からは佐鳴湖を眺めることができる。

　カフェメニューでは珍しいと思えるようなメニューを用意しようと、米粉を使ったモチモチ食感の「お好み焼き」（800円）や、「焼きそば」（650円）を提供。お好み焼きと焼きそばには少し酸味のある薬膳ソースを使い、健康に配慮する。ほかにも「ハムチーズサンド」（650円）や「自家製チャーシューサンド」（700円）のようなサンドイッチメニューも用意。どのメニューもテークアウトに対応し、佐鳴湖を散歩する人が気軽に立ち寄れるように工夫する。

　ドリンクではメキシコ産の有機栽培の「マヤビニックコーヒー」を提供。香りがよく、フルーティーな甘みのあるコーヒーで、ブラックコーヒーが苦手な人でも飲みやすいという。「他にない面白いもの」をテーマにしていることから、「藍の実ルイボスティー」も用意。ほかにも、ベイクドチーズケーキやガトーショコラなどの「日替わりケーキ」（以上、500円）もそろえる。

　「佐鳴湖の見える非常にいい場所に店を持つことができた。散歩がてらにコーヒーを飲みに来る客も多い」と内藤さん。「現在テラス席も用意していて、季節のメニューも考えている。散歩の休憩所のようにふらっと気軽に立ち寄れる店にしていきたい」とも。

　営業時間は10時30分～21時。木曜定休。