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浜松・田町で料理人イベント 浜松の食材で工夫をこらした料理を

主催するJFCプロジェクトの大井モト江さん(右)と参加する彩席かわかみの川上哲宏さん(左)

主催するJFCプロジェクトの大井モト江さん(右)と参加する彩席かわかみの川上哲宏さん(左)

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 イベント「Hamamatsu Dining vol.4」が9月9日、浜松・田町の万年橋パークビル(浜松市中区田町)で開催される。主催はインドカレー店「mana」(浜松市中区富塚町)とJFCプロジェクト(TEL 090-4856-1610

過去のイベントの様子

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 和食文化を次世代に残すために食育講座を行う同団体の大井モト江さん。浜松は食材が豊富で素晴らしい地域であることを知らない地元の人たちが多いと感じていた。浜松の農家の努力を知ってもらい、浜松への郷土愛が生まれるようなイベントをしようと4年前にスタート。今までは秋に開催してきたが、野菜が豊富に採れる夏に開催しようと例年よりも時期を早めての開催を決めた。

 当日は浜松を中心に活動する料理人が18店舗出店。パン店「L’atelier Tempo(ラトリエテンポ)」は神ケ谷のレンコンを使ったパンを販売し、カレー店「印度カレーmana」はレンコンのカレーや峯野牛のカレーを提供する。料理は浜松の食材を必ず使うことが条件。料理人は作った料理をただ提供するのではなく、どんな食材で、どこで採れたものなのかなど食材の素晴らしさやストーリーを伝える。竹がテーマのカフェ「淡竹屋」は竹の粉が入った「おから寿し」を提供。食物繊維が豊富なため、腸内環境を整えることのできる料理だという。ほかにも、「Kakegawa Farm Brewing」の天竜杉チップを使った杉の香がするビールや、レストラン「農+(ノーティス)」の自家農園の野菜を使った料理、料理店「彩席かわかみ」の遠州灘の魚や浜松コシヒカリ、地場野菜を使った弁当など、地元の食材を使い工夫をこらした料理が並ぶ。料理は500円単位で購入できるものが多く、受付で販売する金券(1枚=500円)で購入。500円単位の設定ではない商品の購入は、各店からお釣りが出る。

 開催日の9月9日は重陽の節句であることから、当日受付で菊酒を振る舞い、日本文化を伝える。「ヤマヤ醤油」の料理講座も開催し、浜納豆を使った料理を実演。食を体験することの重要さを伝える。

 「食材をおいしく食べるために頑張るのは人間だけ。食は体験が重要なのでおいしく食べるという体験を大切にしてほしい」と大井さん。「ただ買って食べるだけではなく、イベントを通して何かを感じたり何かを学び取ったりしてほしい。地元の食材の良さや料理人のすごさなどどこかにシンパシーを感じてもらえたら」とも。

 開催時間は11時~16時。

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