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浜松のメイワンで坪庭展 1坪のスペースに独自の世界観で

静岡で開催された坪庭展の様子

静岡で開催された坪庭展の様子

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 イベント「天空の坪庭inメイワン」が9月15日から、浜松・砂山町のメイワン(浜松市中区砂山町)で開催される。主催は「root root root」。

 造園会社の活性化を目的に始めた同イベント。現代の住宅事情で、家を建てる際、スペースの問題から庭を造ろうと考える人が少なくなってきているという。造園関係者には職人気質の人が多いため発信力に乏しく、ユーザーとの接点を持てない問題もあった。庭造りの魅力の発信や価値観を伝えようとイベントを企画し、4月に静岡駅ビルの屋上で初開催。客の反応もよく、出展者は地域のユーザーや工務店とのつながりができ、仕事につながったという。静岡の展示会で唯一浜松から出展した「Ryu造園設計室」の原田竜也さんは、浜松でも造園の魅力発信をしようと考え、静岡での主催者の協力を得て開催にこぎ着けた。

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 会場は街中でも自然を感じられるように、空の広がる浜松駅の駅ビル「メイワン」の屋上を選定。メイワンの屋上を開放するのは初めての試みだという。

 当日は浜松の造園会社や個人で庭造りをする職人など、30名が出展。テーマを決め、1坪の限られたスペースの中で坪庭を事前に作り展示する。それぞれの得意とする庭のスタイルや世界観を表現。近代和風や伝統和風、ヨーロッパの庭園、田舎風景、メキシコやアメリカのドライガーデンなどジャンルもさまざま。モルタルや接着剤を使わず石を積み重ねたドライストーンウォールでの出展もあり、見どころだという。

 静岡の展示会では、木の箱の中に深い奥山の風景を作り、箱の穴から中の風景をのぞく一風変わった作品や、竹を編み込んで作った球体のオブジェを庭の真ん中に配置した作品など、工夫をこらした作品が並んだ。中には版築塀という土を突き固める工法を使った作品もあり、伝統工法を披露する出展者もあった。3日間で約4000人の来場者を数え、学生や若者の来場者もあり、好評だったという。

 「それぞれ個性のある坪庭ができてくる。1坪という小さなスペースでもすてきな庭ができることを知ってもらいたい」と原田さん。「来てくれる人にも好みはあるが、自分の気に入った庭が見つかるはず。自分の家にあったらと想像すると楽しい」とも。

 開催時間は10時~18時。9月17日まで。