中華料理店「旬華咲兆(しゅんかさっちょう)」(浜松市東区西ケ崎町、TEL 053-432-6666)が11月6日、オープン5周年を迎えた。
床や壁紙などの色合いを使い分け、ライトな空間とシックな空間を用意
愛知県の中華料理店で約15年修業した後、地元浜松で開業した料理長の小松裕幸さん。フカヒレ料理と担々麺を店の二大看板メニューとして営業してきた。オープン当初は客の獲得に苦労したが、宣伝に力を入れることで客足も増加。2年目にはテレビの中華料理特集で、県内で最も行きたいお店1位に輝き、フカヒレ料理が紹介された。今年9月に「汁無し担担麺」がラーメン雑誌の県西部エリア汁無し部門で1位に選ばれ、汁無し担担麺を求めて来店する人も増えたという。
店内はゆったりと食事ができるよう、テーブルを広く取り、床や壁紙などの色合いを使い分け、ライトな空間とシックな空間の2つ空間を作った。調理場を見ることのできる窓も設置し、ライブ感を演出。店頭にはクルマエビやアワビの入った水槽を用意し、活きの良いクルマエビやアワビの料理も提供する。店舗面積は約100坪。カウンター10席、テーブル34席、個室12席の計56席を用意する。
メニューはフカヒレや担担麺を中心に約40種類。「フカヒレのお刺身仕立て」(2,500円)や「フカヒレの煮込み あんかけご飯又は麺」(2,500円)などのフカヒレ料理は、約90グラムもある大きめサイズのヨシキリザメの背びれを使う。「一般的には60~70グラムを使うため、ボリュームがあり満足ができるはず。この大きさでこの値段で出しているところは浜松にはほかにないのではないか」と小松さん。濃厚なごまがたっぷり入り、香りよく仕上げた「四川式 汁無し坦坦麺」や、細いストレート麺の「四川式 汁有り坦坦麺」(以上、950円)も用意。汁無し担担麺の麺は、胡麻やラー油が絡みやすくなるよう、平打ち麺。ラー油は手作りにこだわり、一週間かけて作る。6種類の香辛料を使うことで辛いだけでなくうまみがあり、香りよく味に奥行きがでるという。ほかにも、蒸し鶏にごまベースのタレをかけた「四川名物 よだれ鶏」(1,100円)や、水槽の生きたクルマエビを調理した「活き車海老の酔い踊り」(6尾=2,000円)なども提供。店名のように「旬」を意識し、シーズンごとに季節のメニューも用意。現在は「上海蟹」を使った「上海蟹ミソと豆腐煮込み」(1,600円)や「上海ミソあんかけチャーハン」(1,800円)なども用意する。
小松さんは「5周年を迎えられたのもみなさんのおかげ。これからもフカヒレと担々麺の二大看板に力を入れていきたい。自信を持って提供しているので、当店に来たらぜひ食べてもらえたら」と話す。
営業時間は11時30分~14時30分(ラストオーダー)、17時30分~21時30分(ラストオーダー)。火曜、第3水曜定休。