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浜松・元城町に老舗イタリア料理店が移転 生まれ育った町で気持ち新たに

白い塗り壁と年季の入った床材の落ち着いた雰囲気の店内

白い塗り壁と年季の入った床材の落ち着いた雰囲気の店内

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 イタリア料理店「オステリア・ダ・ミケーレ」(浜松市中区元城町、TEL 053-488-8300)が11月4日、浜松市・元城町に移転リニューアルオープンした。

店舗外観

 肴町(中区)で約19年、夫婦でイタリア料理店を営んできた店主の千賀一英さん。以前から水のトラブルが多く、いつかは移転しなければいけないと悩んでいた。今年4月に水道が止まり、天井から水漏れがあるなど老朽化が深刻になってきたため移転を決断。街中でも静かな場所を探していたところ、生まれ育った元城町に理想の物件を見つけた。なじみのある街並みの中で気持ちを新たに、新たな店構えで移転リニューアルオープンにこぎ着けた。

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 店舗面積は約18坪。テーブル12席を用意。白い塗り壁に、年季の入った木の床材で、落ち着いた雰囲気の店内。壁一面だけを抹茶色に塗り、アクセントを入れる。テーブルごとの空間を広く取り、ゆったりとくつろぐことができる空間を確保した。椅子や机などは元の店舗のものを利用し、以前の店の雰囲気も残す。

 店を始めた当初はコース料理が中心だったが、近年の客の動向から、アラカルトメニューを中心に提供。生ハムとサラミを2種類ずつ盛り合わせた「イタリア産の生ハムとサラミ類の盛り合わせ」(2,540円)や、手打ち麺のミートソース「ボロニェーゼのパッパルデッレ」(1,620円)、タコをトマトと唐辛子で約2時間煮込んだ「タコのピリ辛トマト柔らか煮 南伊風」(2,052円)など約20種類を用意。リンゴを蒸し焼きにしチーズであえた「ゴルゴンゾーラとリンゴのリゾット」(2,380円)や、厚切り肉を炭火で焼き厚めにスライスした「牛ロース炭火焼き フィレンツェ風」(3,680円)なども提供。定番メニューを大切にしながらも、四季でメニューを入れ替える。素材の味を生かすよう、余分に味を加えず、素材のうま味を引き出せるような調理法に心掛けているという。

 移転を機に新たな取組にもチャレンジする。今まではあまり提供してこなかった「本日のおすすめメニュー」を用意。「真アジのマリネ」(1,080円)や「豚肉の田舎風パテ 自家製いちじくジャムぞえ」(1,300円)など日替わりで提供する。

 「何を食べたのか次の日でも印象に残っているような料理が提供できるよう努力している。素材そのものの味を引き出した料理を楽しんでもらいたい」と千賀さん。「以前より店が広くなり、開放的になった。気持ちも新たになったので、これを機に新たなことにチャレンジしていきたい。夜のメニューを昼にも提供する特別な日を設けるなど新たな取り組みを考えている」とも。

 営業時間は11時30分~13時30分(ラストオーダー)、18時~21時。月曜・第3火曜定休。