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浜松駅前に「ギョーザ店のような」不動産店 ユニーク広告戦略、SNSでもユーザー混乱

ギョーザ写真で隠した物件情報をめくるスタッフ

ギョーザ写真で隠した物件情報をめくるスタッフ

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 不動産店「アパマンショップ 浜松駅前店」(浜松市中区砂山町、TEL 053-488-4108)が現在、「ギョーザ屋のようだ」と話題になっている。

ギョウザの写真で隠された物件情報が飾られている店舗

 MSレンタルがフランチャイズ(FC)店として運営する同店。「うなぎ屋さんの匂いで白飯を食べてみたい」や「二度寝がやめられない」などの看板やのぼりを設置し、ユニークな広告戦略で集客を図る。

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 社長の佐藤圭司さんによる「春の繁忙期に向け、面白いことをしよう」という一声がきっかけで始まった今回の企画。同社がFC店として営業する県西部の9店舗が、店ごとに面白い店作りのアイデアを出し、店を装飾。生花店やカフェ、サーカス、水族館などをテーマに店頭をデコレーションして客を迎える。

 浜松駅前店が選んだテーマが、浜松のB級グルメ「浜松ギョーザ」。SNS上で「アパマンショップってギョーザ屋?」や「物件じゃなくギョーザの紹介してるんだけど、何を血迷ったの?」「アパマンショップがギョーザに汚染されていた。どうしたの?」などの意見が投稿され、話題になっている。「私が当店に配属になった時、店が風景に同化していた。駅前にアパマンショップがあることを知らない人が多い。通行人に『何だ?』と疑問を持ってもらいたかった」と店長の薮崎洋亮さん。うなぎもテーマの候補だったが、県外からのサラリーマンが多く往来する同所で、より親しみやすいと思った浜松ギョーザをチョイスした。

 現在、店頭の至る所にギョーザの写真を貼り付け、不動産情報をギョーザの拡大写真で隠して営業。ギョーザで隠している不動産情報は風で写真がなびくと中の情報が垣間見える仕組みになっている。「ちらちら見える方が気になるはず。客にアクションを起こさせる仕様にした」と薮崎さん。

 アパマンショップのロゴもギョーザともやしの写真を切り貼りして作成。さらに、通常自由に持ち帰りできる物件資料ファイルを置いている店頭に、現在は徒歩圏内のギョーザ店を紹介するファイルを設置。これまでは一日1~2個しか取ってもらえなかったが、多い日で5つは持ち帰ってもらえるようになったという。

 「先日、当店の前を通りかかったサラリーマンが、隣を歩く上司に『これが浜松ギョーザです』とまるでギョーザ店を紹介するかのように話していてうれしかった。浜松駅前店は毎年県外からの客を迎えることが多いので、浜松の情報をこれからも発信していきたい」と薮崎さん。「このような遊び心で当店を知ってもらえるきっかけになったらうれしい。今は物件を探していない人でも、当店を認知してもらい、後の顧客獲得につながれば」とも。

 営業時間は10時~19時。