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三遠南信自動車道の一部開通イベント 認知度を上げ地域活性に

多くの方の来場を期待する、浜松市土木部道路企画課の鳥居靖宜さん

多くの方の来場を期待する、浜松市土木部道路企画課の鳥居靖宜さん

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 「三遠南信自動車道 佐久間川合IC~東栄IC 開通記念プレイベント」が2月24日、東栄IC(愛知県北設楽郡東栄町)で開催される。

 長野県飯田市から愛知県を経由し、浜松市の引佐まで総延長約100キロメートルの無料の自動車道として建設を進めている同自動車道。3月2日、佐久間川合ICから東栄ICまでの約6.9キロメートルが開通する。地域住民にとって、今まで一般道で約25分かかっていた区間が、所要時間約6分に短縮されるという。開通を前に、浜松市民に現状を知ってもらい、三遠南信地域を盛り上げようとイベントの開催を決めた。

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 開通する区間約6.9キロメートルのうち、約8割がトンネル。当日はトンネルを利用し、東栄ICから静岡県境への約1キロを開放し、自由にウオーキングができる「トンネルウオーキング」を開催。同時に子連れの家族15組限定で「トンネル避難坑探検」も実施。普段通ることができない、トンネルに並行して掘られた小さな通路を探検することができる。「開通してしまったらトンネル内を歩くことはできない。避難坑もトンネル内で事故がない限り通ることはできないので貴重な機会」と浜松市土木部道路企画課の鳥居靖宜さん。トンネル内では佐久間町と東栄町の大正から昭和初期の歴史的な写真展示も行う。子どもも楽しめるようはたらく車も展示。警察車両や消防車のほかに、照明車や衛星通信車などの珍しい車両が登場し、試乗もできる。

 会場にステージを用意し、国の無形文化財に指定されている「花祭」や、全国で公演をしている和太鼓集団「志多ら」、静岡県の無形文化財の「川合花の舞」などの演舞で会場を盛り上げる。ほかにも、遠州と三河、南信州地域の地域物産展も開催。計34の出店があり、天竜のお茶や、信州の五平餅、リンゴなど各地の特産品の販売を行う。

 「山間を通る道は災害の際に通行止めになると迂回で時間がかかってしまう問題があったが、同自動車道が災害時の迂回ルートにもなり便利になる。将来的には中央道までつながり、長野県への観光も便利になるはず」と鳥居さん。「昔は『塩の道』として三河・遠州・南信州のつながりがあった。このイベントを通じて三遠南信地域を盛り上げ、地域のつながりが深まれば」とも。

 開催時間は10時~14時。地域物産展は9時~15時。

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