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浜松・都田町で地元中・高主催の盆踊り 注染染め浴衣の魅力発信、オリジナル振り付けで

部長の加藤さくらさん(左下)、担当教諭の大木島詳弘さん(右上)と部員の皆さん

部長の加藤さくらさん(左下)、担当教諭の大木島詳弘さん(右上)と部員の皆さん

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 盆踊りイベント「2019 秋まつり 浴衣 DE NIGHT」が9月15日、「はままつ フルーツパーク時之栖(ときのすみか)」(浜松市北区都田町)で開催される。主催は浜松学芸中学校・高校社会科学部。

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 5年前から活動を始め、3年前に正式な部活としてスタートした同部。浜松の魅力を発信する活動として、天竜浜名湖鉄道沿線のカレンダー制作や、地域の食材を使ったメニューの考案など、部員それぞれにテーマを決めて魅力を調査・発信する。注染染めの浴衣をPRする活動も行い、同校文化祭やギャラリーモールソラモで行われた「注染・ゆかた・和装展」などで活動を披露してきた。

 「浴衣の生産が盛んな浜松市であるのに、浴衣を着る機会が少ない」と考えていた同部員。「『モノづくり』から『コトづくり』」をテーマに、浴衣を生産する街から浴衣を着てみたくなる街へ変えていこうと盆踊りのイベントを企画。街中ではなく、地域活性も狙いイベントが少ない北部エリアを選び、同園での開催を決めた。

 当日は入場口すぐの広場で盆踊りを実施。同部だけでなく、地元のバレエ団体や都田のよさこい団体、海の湖HAMANAジェンヌなど一般団体も曲と振り付けを用意して参加。同部の用意した6曲と、各団体がそれぞれ2~4曲を踊る。オリジナル振り付け披露後、一般の入園者も自由に参加し一緒に盆踊りを楽しむことができる。曲は、同部の活動方針「中高生は等身大、大人にはどこか懐かしさを感じる青春を演出」のもと、世代に合ったものをセレクト。子ども向けのアニメソングや、若者向けの流行曲、80年代の曲など幅広い世代が楽しめるような選曲をした。振り付けも曲にあったものを生徒が考案。子ども向けのものは難易度を下げたり、アップテンポの難しい振り付けも用意したりして、参加者を飽きさせないような工夫をする。部員は全員注染染めの浴衣で参加し、MCも生徒が担当。一般参加者も浴衣で来園すると、露店や売店で使うことができる入園料と同額の金券が進呈される。

 「浴衣はお祭りでなければ着る機会がない。当日はワイワイと楽しくできたら」と部長の加藤さくらさん。「先輩の思いを受け継いできているので、これからもイベントを続けていきたい」とも。

 担当教諭の大木島詳弘(あきひろ)さんは「生徒と始めたモノづくりからコトづくりへの活動。大人もキレキレの踊りで大人のかっこよさを披露できたら」と意気込む。

 開催時間は17時~20時。雨天時は9月22日に順延。

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