ギョーザ専門店「餃子家きくや」が11月30日、浜松市中区上島にオープンした。
寿司店や和食店、居酒屋といった飲食店で約12年間働いてきたオーナーの新垣廉さん。自分が本当にやりたいと思える店がなかったことから、2016年に独立開業を決意。リーズナブルで、提供までの時間が短く、今までの経験を生かせることから、メニューをギョーザとラーメンに絞った。市内にはラーメン店などこってり系が多いと感じ、あっさり系にすることを決め、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。カウンター6席、テーブル8席の計14席。テーブルとカウンターは木の色をそのまま生かし、壁や椅子、棚は黒で統一。ゆっくりとくつろぐのではなく、気軽に来店し、素早く食事ができるようなスペースを目指した。
ギョーザは自家製で、子どもや女性も食べやすいよう野菜が多めでニンニクは控えめ。脂が軽く甘いことや肉質がきめ細かく舌触りがよいことから、国産のブランド豚である和豚もちぶたを使用。ニラやニンニク、ショウガといった野菜もすべて国産を使用。季節や産地によって甘みが違うため、湖西市や茨城県、栃木県から、時期によって甘みの強いキャベツを選んでいる。ギョーザひとつひとつが大きめで、多めの油で揚げ焼きすることでパリパリとした食感に仕上げる。
しょうゆに酢、砂糖を合わせた、あっさりしたギョーザに合う自家製のタレを提供。ラー油は、すりおろした青森県産ニンニクが入ったものと一般的なものの2種類を用意。ほかにも、あっさりしていると好評な、酢とこしょうで食べる食べ方も提案。冷凍ギョーザと焼きギョーザの持ち帰りが可能で、LINEから来店時間と個数を連絡すれば、待たずに焼き立てを持ち帰ることができる。
「子どもも女性も食べやすいので、家族連れも多い。ギョーザもラーメンもあっさり系が好きな人にはぜひ足を運んでほしい」と新垣さん。「ランチも2種類用意しているので、仕事中の人にもぜひ来てほしい」とも。
営業時間は、11時30分~14時、17時30分~20時。月曜定休。