ダイニングバー「bar JAMZ(ジャムズ)」(浜松市中区田町、TEL 090-9909-3233)が12月12日、オープン10周年を迎えた。
海をイメージさせる内装で、カジュアルなバーとして10年前にオープンした同店。当時はリーマンショック後だったこともあり、決して客足が多かったわけではないというオーナーの髙山竜永(たつのり)さん。居心地の良い楽しい空間であることが徐々に広まり、自然と客足が増えていったという。
ビールやウイスキー、カクテルなど各種アルコールを用意しているが、メニューは特にない。その日の気分や、リクエストに応じたカクテルを提供する。最近は日本酒にも力を入れており、浜松出身の杜氏(とうじ)が作っている宮城の酒「水鳥記」を用意。ほかにも、旅行先などで珍しい酒を仕入れ提供。アルコールを飲まない人ものために、ノンアルコールドリンクを用意する同店。数年前から独自で勉強し、豆からひくコーヒーも提供している。
客同士が仲良くなり、和気あいあいとした雰囲気があることから、「部室のよう」と言われることもあるという。同店が主催し、バーベキューなどのイベントも開催。10年間に14組の夫婦が誕生し、子どもも生まれている。初めてきた客が退屈しないよう、常連客だけで盛り上がらないよう、オーナーは初めての客を中心に接客。こうした心掛けのおかげか、多くの人がリピートしてくれているという。BGMのリクエストにも応じており、客のスマートフォンに入っている音楽を店内で流すこともできるようにしている。
「平日から来てくれることも多く、女性が元気だと感じる」と髙山さん。「まだ来たことがない人もいると思うが、楽しくおいしく飲める空間を準備している」とも。
営業時間は19時~翌2時 金土は翌4時まで。日曜定休。