グリルサンドイッチ専門店「CALLIES(キャリーズ)」(浜松市中区葵西)が12月10日、オープンした。
若いころからおしゃれなカフェが好きで、いつか自分の店を持ちたいという夢があったオーナーの本田均さん。さまざまな仕事をする中、街中のコーヒー店で店長を3年勤めた後、独立を決意。気軽に食べられることと、専門店でこだわりメニューを検討。ハンバーガー店はあるけれど、グリルサンドの店は少ないと感じ、グリルサンド専門店にすることを決めた。東京で食べ歩きをし、独自のメニューも開発。物件探しでは、契約寸前で話が流れることもあったが、最終的に現在の物件と出合い、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約15坪。カウンター5席とテーブル16席の計21席。壁上部と天井は白色、下部と床は明るい色合いにし、アメリカの喫茶店をイメージした派手で温かみがある雰囲気に仕上げた。アンティークな雰囲気を出せるような家具や小物を選び、テーブルごとに違う椅子を置くという工夫もしている。
グリルサンドは、パンの間に具材を挟み、鉄板の上で焼いたサンドイッチのことで、全5種類を用意。店名をそのままメニュー名にした「キャリーズサンドイッチ」(700円)は、たっぷりのチーズとベーコン、目玉焼き、はちみつ、からしマヨネーズを使い、甘さの中にも辛さがある味に仕上げた。「キューバサンドイッチ」(850円)には、1日半かんきつ類のタレに漬け込み、その後1時間焼いた自家製のローストポークを使用。マスタードとピクルスを合わせ、あっさりと仕上げる。「キーマ&コリアンダー」(800円)は、スパイスを調合して一から作ったキーマカレーを使用し、パクチーが入った癖のある味。ほかにも「ジンジャーリブ」(800円)と「バストラル&バジル」(750円)を用意する。
いろいろなパン店のパンを試した結果、サンドイッチに使用するパンは、Boulangerie Lamp(中区佐鳴台)の食パンとバケットを使う。コーヒー豆は、以前コーヒーのイベントで知り合ったくらや珈琲店(中区花川町)から仕入れ、提供する。
「グリルサンドはこってりしていてボリュームがあるので、昼食や夕食におすすめ」と本田さん。「ポップで明るい空間を楽しんでほしいので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」とも。
営業時間は10時~20時。月曜定休。