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浜松各所で梅が開花 例年より早くすでに見頃の園も

はままつフルーツパーク時之栖の花ウメ園の様子

はままつフルーツパーク時之栖の花ウメ園の様子

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 浜松市内各所の梅園で現在、梅の開花が始まっている。

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 大草山昇竜しだれ梅園(西区呉松町)は、幹の形が竜が昇っていく姿をイメージして仕立てられている「昇竜しだれ梅」が特徴。約350本が植栽されており、ピンク色の花をつける「呉服(くれは)」、赤い花をつける「曙(あけぼの)」、白い花をつける「緑萼(りょくがく)しだれ」など、約10種類がそろう。ほかにも、竜の腹の中にいるイメージで作ったという梅のトンネルは「花に包まれているようだ」と、毎年来園者に好評だという。今年は開花が早く、すでに見頃が近い。2月7日から開園する予定。入園料は700円。

 奥山高原梅園(北区引佐町奥山)は、大草山昇竜しだれ梅園の姉妹園にあたり、2001(平成13)年に「昇竜しだれ梅」を移植。同高原の中心に流れている川沿いに、300本ほどの梅の木が植えられている。早咲きで赤い花をつける「八重寒紅(かんこう)」、白い花にピンクの花が混じっている「日月(じつげつ)」など、10種類ほどの梅がそろっている。今年は開花が2週間ほど早く、現在は1分咲き。山の上にあるため気温が低く、ほかの梅園と比べ遅い時期まで楽しめるのが特徴。見頃は2月下旬ごろという。入園料は、大人=700円、小・中学生=500円。

 長楽寺(北区細江町気賀)は、約200本の梅が境内の3カ所に植えられている。その中でも、50メートルほどの石段の両脇に約50本の梅が植栽されて作られた梅のトンネルが特徴的。石段を登りきると、浜名湖も眺望できる。八重と一重の白い梅がメインで、紅梅もある。現在は2分咲き程度だが、開花は例年より5日程度早いため、見頃も早くなると予想する。

 梅の杉山園梅園(北区引佐町奥山)は、約350本の実がなる食用の白梅がメイン。標高170メートルの傾斜地に植栽されており、2月5日から梅園を無料開放。小梅、中梅、大梅、南高梅といった種類がある。例年より2週間ほど早い開花のため、現在7分咲き程度ですでに見頃となっている。5月下旬から6月下旬には梅狩りが楽しめる。

 はままつフルーツパーク時之栖(北区都田町)は、東エリアにある「花ウメ園」に約300本の梅が植栽されている。濃い赤色の花をつける鹿児島紅(こう)、白い花をつける玉牡丹、ピンク色の花をつける未開紅(みかいこう)など約15種類の品種がある。1月の初めから咲いている早咲きの品種や、3月まで咲いている遅咲きの品種があり、見頃は今時期から2月末の3連休ごろまでだという。実を育てるための梅も植栽されており、今の時期は白い花を楽しめる。入園料は、大人=700円、小・中学生=350円。

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